【目的】を持たずにごっこ遊びをしていませんか?放課後等デイサービス

当ページのリンクには広告が含まれています。

うちの放課後デイでは自由遊びの時間があり
自由遊びの時間では子どもたちと一緒にごっこ遊びをよくします!
たたかいごっこや、お家ごっこ、お店やさんごっこなどなど子どもたちの多彩な発想に連れられながら遊んでいます。

このごっこ遊び子どもの学びにとって大事な時間になります

どんな学びにつながるのか。説明していきます!

目次

場面理解の練習

これはいわゆる「切り替え」の練習です。

ポケモンバトルごっこや、お家ごっこなどの遊びで取り入れやすいです。
遊びの流れとしては、配役を決めてから遊ぶということになると思います。

支援者「〇〇君はピカチュウね。OK!〇〇ちゃんは?ニャオハね!じゃあ先生はポッチャマで!バトルスタート!」
子A 「10万ボルト!」
支援者「ぎゃー。効果抜群だー」
子B  「このは!!」
支援者「わー!それも効果抜群ーー!!」

とこんな感じの遊びになるでしょう

この遊びの中に休憩時間を設けてあげます
10分経ったら1分休憩など始めに決めてタイマーセットするなどしておく)

子どもたちに何を意識してもらうかというと

遊んでいる間と休憩時間の
支援者の態度の変化です

態度の変化とは何かというと
ごっこ遊びの最中は声色や言葉使いをわかりやすく変えてあげます。
簡単にいうと「遊びのキャラを演じる」という意識を持って遊びます。

そして休憩時間になると、いつもの態度に戻してあげます。
そうすることで子どもたちは
「先生のキャラ変わったぞ」「今は遊びの時間じゃないからか!」
と自然と気づいてくれるようになります。

こうして「遊びの時間」と「遊びではない時間」の切り替えを促します。

模範的な行動の理解の練習

これは「こんな場面ではどういった行動が求められるのか」ということの練習なのですが
例えばお家ごっこの際に支援者がお母さん役をしているとします。

遊びの中で
「お母さん頭が痛いわ。熱を測ってみるね。大変お熱がある、どうしよう」
と場面を設定してあげます。

この後の展開としては、
・病院に行って薬をもらう
・布団を敷いて横になる
・うどんやお粥などの病人食を作ってもらう
ということが考えられるでしょうか。

他の設定としては
「泥棒がやってくる」
「火事が起きる」
「お醤油をこぼしてカーペットが汚れる(もちろんごっこで)」
などなどごっこ遊びなのでなんでもできます。

「バスに乗って会社に行こうとしたけど事故があってバスが来ない!!」
なんでいうお父さんを演じると、
「大変だわ、すぐにタクシーを呼ばなくちゃ」
と言える1年生すごいですよね😂笑

数や文字など学習面での練習

これはお店やさんごっこなどでやりやすいですが、

・メニュー表を書く 値段設定もする
・メニューをとる【メモ】と【鉛筆】を用意する
・レジでのお会計もする お金を用意するとよりGOOD

シンプルに文字を書いたり読んだりする練習であったり、計算の練習であったりします。
普段は書字の課題などに取り組みにくい子でも、遊びの中でなら積極的に書いてくれます。
ポケモンごっこの際にも「手持ちポケモン6体をメモに書く」という流れを作る事も⭕️

お店屋さんごっこでは、おもちゃのお金でいいのでお金のやり取りがあるといいですね。
ただ、最近は電子マネーも普及してきているので、子どもの方から
「お支払いはペイペイにしますか?」
と聞かれることもあります。笑

まとめ

①休憩時間を設けて、支援者の態度の変化を意識してもらう(声色・言葉使いなど)
②あえて支援者が状況を設定し、「こんな時はどうするのか」を実践してもらう
③計算したり、文字を書いたりする場面を設定し、遊びの中で実践してもらう

支援者の環境設定によってはごっこ遊びは本当に学びの多い時間になります。
もちろん「楽しく遊ぶ」ということは大前提として、色々な遊びのパターンを作ってみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よろしければシェアお願いします!
目次