プログラム実践例紹介!
今回は「図書館活動」です。
近くの図書館に本を借りに行くという活動ですが、もうすでに取り組まれている事業所さんもあるかと思います。
活動のねらいを意識して活動の質を高めれるといいなと思います。
それでは考えていきましょう!
プログラムのねらい
- 静かな場所での過ごし方を覚える
- 本の貸し借りのルールを理解する
- 物の管理の仕方を理解する
- 「みんなが借りたい本」を調査する力を育てる
プログラムの流れ
① 事前準備(事業所内)
図書館に行く前には、事前学習を丁寧に行い
「図書館はどんな場所?」
「なぜ静かにしないといけないの?」
という問いかけを通じて、一人ひとりがルールの意味を考える時間を設けます。
さらには活動の中で「借りて来て欲しい本調査」もスタート。
次回借りに行く際にどんな本を借りてきてほしいかを利用の子どもたちに調査します。
「〇〇くん、どんな本が好き?」
「〇〇ちゃんが借りたいのはどんな本?」
と、必要に応じながら子どもたちが自分たちで聞き取りを行っていきます。
② 帰ってからの振り返り
図書館の中で子どもたちが頑張っていたことを、その子に伝わる形で伝えてあげます。
「小さな声で話ができていた」
「見つけられない本がある時に係の人に聞けていた」
など、できなかったことよりも上手くできていたことに目を向けてあげるといいと思います。
③支援の工夫と振り返り
支援の場面では以下のようなことを大切にして関わります。
本の調査では、これまであまり関わりのなかった子同士のやり取りや気づきが生まれることもあります。

あの子ポケモン好きやったよな
その子はトミカで遊ぶのが好きやんな
④本の返却
本を返却する際には、借りてきたリストを見ながら全ての本があるかどうかをチェックします。
また貸出期限があるので、日にち感覚や、期限を守るという力も意識できるかと思います。
まとめ
「公共の場」での過ごし方を、子どもたちが実際の体験を通して学ぶことは、日常生活の中でも大切な学びです。
「静かに過ごす」
「ルールを守る」
「他の人のことを考える」
など、日々の支援でも大切にしていることを、実生活の場で体験する機会として図書館活動を取り入れてみてはいかがでしょうか!
放デイでも楽しく係活動が取り入れられると役割意識や責任感を育むいい機会になるかなと思っています!
最後までお読みいただきありがとうございました!

