「わかりましたか?」「お返事は?」には気をつけましょう。

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今回のテーマは
「伝えたい事の本質を見失わないようにする」
です!

一緒に考えていきましょう!!

目次

「わかりましたか?」「お返事は?」の例

こんな場面にでくわしたことはあるでしょうか

かめちゃんの話していることがわかりましたか?

・・・・・・

お返事は?

はい・・

わかってくれてよかった。次から気をつけてよ

このやり取りで何が問題かというと
「子どもにわかってほしかったこと」よりも
「子どもに返事をさせること」に意識を向けてしまっているという所です。

支援者として伝えたかったことは別にあったはずなのに
「返事をさせたからOK」という終わり方になってしまっています。

「返事をした」=「伝わった」
ではない時も当然あるはずです。

もちろん「返事をする」
というスキルも大切ではありますが
ここで伝えたいことは「返事をすること」ではないはずです。

ですので「返事をする」というスキルの獲得は別の機会に置いといて
「何を伝えたいのか」という部分に焦点を当て続けましょう。

関連記事:「怒る」ではなく「叱る」? 子どもに【伝わる】ように伝える支援

「返事をする」はまた別でトレーニング

「返事をする習慣をつけたい」
ということであれば、場面設定でSSTをしても良いですし
まずは「おはよう」「さようなら」などの挨拶を習慣化するように意識しましょう。

また「声に出して返事をする」ということが苦手な子もいます。
お話がわかった時には

「手をあげる」
「グーサインをする」
「頷く」
「わかったカードを出す」


など、相手が理解できれば言葉でなくてもよいので
その子の発信しやすい方法も考えてあげるといいですね。

実際の支援の現場でも気をつけておかないと
「伝えたいことの本質を見失う」ことになりますので
「返事は2の次」でもいい場面があるという心構えをしておけるといいですね。

このケースと同じではなくても、最初に伝えようとしていたことから外れてしまって終わり頃には違うことに関して伝えようとしているということもありえます。

それは〇〇するように言ったでしょ!この前も言ったし!
何その返事の仕方は!ちゃんと返事しないといけないでしょ!
部屋も散らかってるし!!

なんて夫婦喧嘩ではよく起こるようなことですが、、、

まとめ

子どもとの関わりの中で
「伝えたかった出発地点から遠のいてしまった」
というのはよく起こりえます。

それが起きる要因としては

「周囲の環境」
「その子の気持ちの状態」
「支援者の話の持っていき方」

などが影響することが多いです。

特に注意したいのは「周囲の環境」です。
周りが騒がしかったり、お友達から見られていたり、おもちゃが目に入ったりなど
「その子が落ち着いて話を聞ける環境調整をする」
という支援をすれば、「本質を見失う」ことも起こりにくいかなと思います。

とはいえ本当に難しい仕事だなと毎日感じています。
みなさんの困り事などもよければ教えてください!

最後までお読みいただきありがとうございました!!

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