「すごい!〇〇さん一番!」早さを競わせる声掛けは慎重に 

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こんな声掛けを聞いたことはありますか?

「〇〇さん早い!一番だね」
「ほら、〇〇君はもう出来てるよ!」

早さを意識させるような声掛けにはマイナスの効果もあります。
それでは見ていきましょう!

目次

注意点その①

時間に間に合うように集合してほしいという支援者の思いがあるにも関わらず
「〇〇さん早い!1番に集合できたね」
と声をかけてしまうと次のように感じてしまう子どもが出てきます

1番になりたいから頑張る
1番になれそうにないから頑張らない
頑張って集合したのに1番になれなくて悲しい

集合の時間に間に合えばそれは5分前だろうと1分前だろうとOKのはずです。
ただここで「1番」「2番」のように早さを意識して評価をしてしまうと
上記のような気持ちになる子が出てきます。

また、そもそも時間通りに動くということ自体を練習してる子もいるはずですので
そうした子に対して「自分はだめだ」と思わせるような環境をあえて作る必要はありません。

注意点その②

「ほら!〇〇さんはもう片付けできてるよ」

こうした声掛けをすると
自分は遅いから❌で
あの子は早いから⭕️

という意識を持たせてしまいます。
基本的には他人と比べるという要素はなるべく排除したほうがいいでしょう。
「子どもそれぞれのペースを尊重する」
という意識がとても大切です。

競わせる際には遊びの要素を

「順番を競わせる」ということを意識して声掛けするのであれば
必ず遊びの要素を入れるようにします。

遊びの要素とは
つまり
楽しいと感じる

ということです

「1番になれなくて悔しー!」
「もう一回!」

とみんなが感じられればOKです。

日常生活の場面であえて早さを競わせるのであれば
何かしらの遊びの要素を入れながら
そこにいるすべての子どもが「楽しい」と思えるようにしましょう。

声掛けのポイント

時間通りに集合できた際には

「時間通りに集合できたね」
「頑張って片付けができたね」

とその子が実際にできたことを言葉にしてあげましょう!!
注意点その①でもお伝えした通り
「時間通りに集合できない私はダメな子だ」
という意識を持たせないような関わりもとても大事ですので、注意しましょう!

例え時間に間に合わなくても
その子が何か頑張ったこと
取り組めたことを
しっかりとその子に伝わるように表現してあげることで
「私はここができていた」と思えるようになります。

まとめ

今回は早さを競わせる声掛けについて考えました。
支援の現場でもたまーに見かける声掛けの一つかなと思います。

基本的には子どもと関わるすべての時間のすべての声掛けには意味があると思って行動すると支援職としてのスキルアップが目指せるのではないかと思います。

片付けまで5、4、3、2、1、、、

という声掛けも同様の考え方かなと思います。
本人が自ら進んで取り組めるような環境や気持ちを支援者としてどう作っていくのかということが大切で
支援者の都合で子どもを動かさないということがポイントかなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!!

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