児発管と管理者の業務整理 横断的な連携について

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今回は放デイにおける
「児童発達支援管理責任者」と「管理者」
のそれぞれの役割について解説します。

児発管業務と管理者業務の区別が曖昧になって難しさを感じている方もおられるのではないでしょうか。
それぞれの役割について理解をした上で業務分掌する必要があります。
それでは見ていきましょう。

目次

児童発達支援管理責任者の業務

個別支援計画の作成と管理

児童一人ひとりに対して、個別支援計画を作成し、その実施状況を管理します。

宮崎市の集団指導の資料で
個別支援計画作成にかかる一連の手順がわかりやすくまとめられています。
参考になさってください。
参考PDF)宮崎市指導監査課資料(P10参照)

支援のモニタリングと評価

作成した支援計画に基づき、支援経過をモニタリングし、評価を行います。
その結果を基に、支援計画を見直しブラッシュアップしていきます。

保護者や関係機関との連携・調整

保護者や学校、医療機関・他のデイサービスなどの関係者と連携を図り、情報共有や調整を行います。
必要に応じて地域資源と繋がり連携していくことも大切な役割です。

支援スタッフの指導と教育

支援スタッフに対して、チームで支援するという意識のもと支援スキルの向上を図ります。
支援計画に沿った支援が提供できるよう、必要に応じて研修の機会を設けたり、「日々の支援の状況」「支援スタッフの困り事」などを把握したりすることも業務の一部です。

記録の作成・管理

アセスメントや保護者面談等の記録を作成・管理することはもちろん、それらの情報を全体に共有することも重要な業務です。統一した支援を提供するためにも職場にあった情報共有の仕方に取り組みましょう。

相談対応

児童や保護者からの相談に対応し、必要な助言や支援を提供します。
発達に関する悩みや支援の要望に対して、適切に対応することが求められます。

管理者の業務

事業所の運営管理

– サービスの提供に必要な資源(人材、設備、備品など)の管理
– 法令や自治体の指導基準に基づいた事業所運営(各委員会の設置等)
– 事業所の運営方針や目標の策定、実施、見直し
(行事計画の作成)

従業員の管理・指導

– 従業員の採用、労務管理、研修の企画・実施
– 従業員のシフト管理や業務指示
– 従業員間の連携強化や業務分担の調整

行政や関係機関との調整

– 監査や報告書の作成、行政機関との連絡・調整
– 支援校、福祉機関、医療機関などとの連携

利用者の安全管理

– 利用者の安全確保のためのリスクマネジメント
– 緊急事態対応マニュアルの整備とスタッフへの周知
– 衛生管理や防災対応の実施

利用者管理

– 見学対応や利用者との契約
– 利用予定や欠席、追加利用の管理

財務管理

– 事業所の予算管理、収支計画の立案と実行
– 経費の適正管理や請求業務の監督

サービスの質の向上

– 利用者や保護者または第3者からのフィードバックを基にしたサービス改善
– サービス提供の質を維持・向上させるための取り組み
苦情対応と改善

その他

– 他部署との連携
– 広報活動
– 地域連携・関係機関連携
– 保護者の相談対応

まとめ

「児発管」と「管理者」の業務について整理をしました。
児発管業務は当然ながら児発管にしか実施できません。
ですので、給与面に関しても「児発管手当て」と「管理者手当て」は別の物として考える必要があるかなと考えています。また、管理者業務については一部を他の従業員へ割り振っている場合もあるかと思います。

管理者業務を一部担っている児発管さんもいらっしゃると思いますので
大事なこととしては
明確にラインを引くべき業務と、横断的に連携する業務を可視化することです。

業務分掌を可視化する

・明確にラインを引くべき業務
・横断的に連携する業務

まずは児発管の業務に全力で集中できることが何よりも大切かと思いますので、定期的な業務の見直し、調整をして職場環境を改善していけるといいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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