自己評価の流れについて 放課後等デイサービス

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1年に1度実施が義務付けられている「事業所の自己評価とその結果の公表」について大まかな流れとポイントを解説します。

↓こども家庭庁から出ている参考様式
参考様式2:放課後等デイサービス関係:(別紙1~5)放課後等デイサービス自己評価・保護者評価(Excel/45KB)

保護者評価を集計するプログラム
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目次

全体の流れ

自己評価の流れに関してはこども家庭庁から資料が出ていますのでまずはそちらをご確認ください。
こども家庭庁HP:【別添】障害児通所支援事業所における事業所全体の自己評価の流れ(PDF/114KB)

以下簡単にまとめています。(↑上記リンクより抜粋)

STEP

従業者・保護者等による評価の実施

評価項目に関してはこども家庭庁から出ている様式を活用して実施する。
・保護者評価は回答率を向上させることに努める。
・従業者評価はすべての従業者から意見を集めることが望まれる。

STEP

事業所全体による自己評価

・保護者評価及び従業者評価の結果を踏まえて、事業所全体で各項目ごとに自己評価を実施する。
・管理者等一部の者で自己評価を行うのではなく、全従業者による共通理解の下で取組を進めていくことが望ましい。
・その結果を踏まえ、自己評価総括表を活用し、事業所の「強み」と「弱み」について分析を行う
・事業所の提供している支援等が、利用者側から見てニーズに応じたものになっているのかという視点も考慮して自己評価等を行うことが重要。

STEP

改善・充実に向けた検討

・事業所の強み、弱み等の分析の結果を踏まえて、改善・充実に向けた具体的取組を検討・整理する。
・従業者同士で意見交換を行いながら検討、整理を進めていくことが望ましい。

STEP

自己評価等の公表

・自己評価の機会を通じて、全従業者による共通理解の下で、事業所の質の向上を図っていく点が重要。
・その観点も踏まえて、インターネット等による公表や保護者等にフィードバックをする必要があることに留意する。
※公表の期日は自治体によって異なる。

STEP

支援の改善に向けた取組等

・改善、充実に向けて検討、整理した内容を踏まえて、日々の支援等への反映を行っていく。

保護者の意見を適切に集める

自己評価において、保護者様からの評価というものはとても重要です。
実際に利用していただいている方からの率直な意見を集められてこそ、この自己評価が意味を持つと思っています。

無記名のアンケートですが、提出する際に
「こんなこと書くのは良くないかな」
「いつもお世話になっているしいいことを書こう」
と思う保護者様もいるのではないかと思います。

本当は伝えたいことがあるのに、保護者様が遠慮してしまってそれを知ることができないという状態は事業所にとって大きなマイナスです。

もちろんプラスの意見を集めることも大切ですが、それと同様に
「ここは改善してほしい」
「ここに不満を感じている」

という意見が支援の質を高めることになります。

事業所として、まずは保護者様との日頃のコミュニケーションの中で
「何かお困りのことやご要望はいつでもお伝えください」
というスタンスを一貫して伝え、日々の関わりの中でも意見を吸い上げられるような関係性を作っていくことが重要かと思います。

保護者評価 集計プログラム

保護者評価を集計するプログラムをSTORESにて無料で公開しています。
必要であればご利用ください。

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自己評価結果等未公表減算

自己評価結果等未公表減算(所定単位数の15%を減算)
自己評価の未実施及び指定権者への公表方法の届出がなされていない場合に適用

まとめ

事業所自己評価について流れをまとめました。
1年に1度の取り組みですが、事業所での支援を改めて振り返る貴重な機会です。

従業員同士、または保護者様と普段から活発に意見交換ができている事業所でも、この自己評価のタイミングで新たな課題が見つかることもあるかと思います。

「課題を見つけて改善に取り組む」という作業を事業所全体で意識して、習慣化できるといいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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