「まほうのだがしやチロル堂のまほうの書」 チロル堂さんの書籍を読み終えて

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生駒市にある「チロル堂」さんが出された書籍「まほうのだがしやチロル堂のまほうの書」を読み終えました。

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たくさん感じる部分があったので、感想を書こうと思います!

目次

地域福祉の大切さ

僕の好きな言葉に「どんな福祉も地域から」というものがります。
児童福祉も障がい福祉も高齢福祉も、どんな福祉的なサービスや関わりも地域の関わり合いの中から始まっているんじゃないかなと思います。

子どもたちの数も減り、ご近所付き合いみたいなものも段々と減ってきている社会の中で、「本当にしんどい人たち」がますます置き去りになってしまうのではないかという不安があります。

「人」と「仕組み」

支え合うということは言葉で言うのは簡単ですが、本当に難しいことだなと感じます。
実際に僕の住む地域にも、ものすごいパワー(行動力)を持った素敵な人がたくさんいます。
でもそれは「その人自身」のパワーに頼ることになり、その人がいなくなったらどうするのということになってしまいます。

そういった課題を解決したのがチロル堂さんの「まほうのしくみ」なのかなと感じました。
人のパワーだけではなく、その力に広がりを持たせたり、その力に掛け算をするような仕組みがあるからこそ、1つのパワーだけでは生み出せない関係性を作ったり、持続力を持たせたりすることができるのかなと思います。

もちろん仕組みがあるだけでも良くないですよね。
その仕組みを動かす人のパワーが必要なので、どっちも大切ということになります。

少し話はそれますが、放デイでも学校でも、飲食店でも同じようなことが言えます。
とっても能力の高い児発管がいた時期は支援の質も高く、スタッフのチームワークもよく、保護者さんからの信頼も厚かったのに、児発管が変わった途端に質が落ちてしまった。とか。
去年の担任の先生は良かったのに、先生が変わってからクラスの問題が多発し出した。とか
好きだった飲食店が店長が変わってから好みの味ではなくなった。とか

「人に力がある」だけでは、その人がいなくなったらそれだけで無になるので、仕組みで支える考え方が必要です。

これはつまり「仕組みが人を育て、人が仕組みを育てる」という相互作用の関係になることが理想なんだと思います。
放デイに関して言えば、「事業の理念」や「支援方針」「保護者支援マニュアル」「業務分担の明確化」「PDCAサイクルでの支援の実施」などなど、道から大きくぶれないようにするための地図作りの作業かなと思います。

チロル堂さんの「しくみ」はもはや「発明」レベルだと思うので、この仕組みの話に簡単に言い換えることはできないかとは思いますが、考え方のポイントとしては「人」と「しくみ」の両輪が大切だということかなと思っています。

1人の人としての子ども

多様性や包摂といった考え方が少しづつ浸透してきているのかなとは思いますが、それでもまだまだ「みんなと同じように」が求められることがあるなと感じています。

本書の中で触れられていた「大人になるための準備期間としての子ども」という考えではなく「1人の人としてみる子ども」という考えにとても共感しました。
「社会に出るためにはこういう礼儀を知らないといけない」とか
「働くためにはこういうスキルがあった方がいい」ということを教えて育てないといけないということではなく
その子自身が何を大切にしたいのかを知ろうとしたり、その子に大切にして欲しいなと思うことを「私」を主語にして「伝える」ことがとっても大切なんじゃないかなと思います。

「こうすべき」「こうあるべき」
「こう考えるべき」「こうせねばならない」
ということではなく、
「あなたはどうしたいのか」
「私はこれが大切だと思う」
というやり取りを子どもの内からできれば、多様性や包摂といったことも自然と理解して大切にできるんじゃないかなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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